那智山(後編) /09新春クルーズ

滝を見た後は、いよいよ那智大社へ向かいました。
まずは手前の「青岸渡寺」へ。
天台宗の寺院。西国33カ所観音巡りの第一番礼所です。
本堂は天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したものだそうです。

筆跡のあまりのみごとさに、しばし見とれてしまいました。


そして、那智大社。

ちょっとわかりにくいのですが、真ん中あたりに見えている黒いのは「八咫烏」です。



ほんとうは473段の長い長い石段を登ってこなければならないのですが、私たちはタクシーでズルしちゃいました。

少し戻って、青岸渡寺の三重塔から見た那智滝。

その三重塔からは、はるか海を見渡すことが出来ました。
海の色が美しい。
その昔、紀伊国屋文左衛門は、海から那智の滝を目印に航行したのだそうです。海から滝が見える!凄いですね~当時の船旅にしばし思いを馳せました。

さて、山を下ってきました。途中で立ち寄ったのは「補陀洛山寺」。
南方にあると信じられていた補陀洛浄土を目指し渡海する上人たちの出発地です。

生きながらにして小さい船に閉じ篭り観音浄土を目指した「補陀洛渡海」に使われた船。

私が行ってきたのは、熊野のほんの入口ですね。
本宮は、ず~~っと遥か、まだまだ奥です。

これはオマケ。帰り道に勝浦港で見かけた、おいしい風景です。
サンマの丸干しは初めて見ました!


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