屋久島クルーズ 8 志賀島からのお見送り

志賀島って、ご存知ですか?
そう、「漢倭奴国王」の金印が発見されたあの志賀島です。
名前は聞いたことがあるけど、場所はどこ?と聞かれたら、
正確な位置は意外と知らないものですね。
左上の丸く突き出たところが志賀島です。
そして、海上の青い線は東日本フェリーの航路。
博多港を出ていく船は、だいたいこの航路を通るものと思われます。
なので、志賀島のすぐそばを通っていくんです。
ということで、今回私と友人は、この志賀島からぱしびぃのお見送りをしました♪

もともと、この話は、昨年の博多発着奄美大島クルーズの時に遡ります。
そのクルーズで初めて出会った船友と意気投合し、いろんな話をするうちに、志賀島から船のお見送りが出来る事、今回も下船した後一緒に行かないか?と誘われたのでした。
が、残念ながらとんぼ返りしなければならなかった私には時間がなく断念。
でも、今回ふたたび博多発着のクルーズに乗船を決めた時、この事を思い出したのでした。
彼女に話すと、もちろん!と即座にOKしてくれました!!
飛鳥ファンの彼女は、既に志賀島でのお見送りを体験済み。
「志賀島からは、かなり近くに船を見ることができる。そして、不思議なことに1時間ぐらいず~っと船が見える。だから、なかなかお別れできないのよ~~」とのこと。
こんな話を聞いただけで、私はワクワク・ドキドキ!

下船後、今晩宿泊予定のホテルにチェックインし、急いで友人の車に乗り換えます。
そして我々は志賀島へと向かったのです。
地図の黄色い矢印のあたりに漁港があり、そこから船が一番近くに見えるとのことです。
その場所に着いて車を停めていると、
「あ、もうぱしびぃが来てる!」と友人。(一番上の写真です)
それから、防波堤の突端まで行って、船が近づいてくるのをず~っと見ていました。
実は、この時私は重大なミスをやってしまいました。
なんと、ホテルにチェックインした時に、一眼デジを荷物と一緒に置いてきてしまったのです。こんな最良のチャンスにカメラを忘れるなんて、、、ガックシ
ですので、これらの写真はG9で撮ったものです。
でも、ズームでこれくらい撮れるのですから、コンデジとはいえ侮れません。

船が一番近くまで来た時、私たちは大きく手を振ってお見送りしました。
船に乗っていた知り合いから届いたメールによると、船からも私たちが見えたとのこと。
もう気分は最高!めちゃくちゃ感動です!

さて、船が見えなくなってから、私たちはもう一度車に乗り込みます。
友人いわく、まだまだ船が見える場所があるというのです・・・
しかし、この日は朝から小雨が落ちるほどの曇天だったのに、
船が博多港に入港する頃からどんどんお天気が良くなっていました。
私達のお見送りに、空が味方してくれているみたいです。。。

もう一度地図をご覧下さい。
志賀島には島を一周する道路があります。
この道を走っていくと、、、わぁー!またぱしびぃが見えてきました。
少し島から離れたようですが、まだまだハッキリと見えています。

そして、少し走ってから、友人がもう一度車を停めました。
地図の赤い矢印のあたり。下馬ケ浜という綺麗な海水浴場です。
ここでも、しばらく遠ざかってゆく船を見ていました。
かなり陸から離れましたが、でも肉眼でも充分見えています。

再び車に乗り込んで、ドライブ続行。
もう、これでお別れかな~と思うのですが、まだ見えている。
結局、島を一周する間、ずーっとぱしびぃが見えていました。
「だから、なかなかお別れできないのよ。」
とまた友人の言葉。なるほど実感いたしました。
こうして1時間余り、志賀島をドライブしながらぱしびぃのお見送りを楽しんだのです。

車を運転しながら友人は言いました。
「志賀島から船の見送りをしようって言っても誰もつきあってくれない。
あなたと知り合えてほんとに嬉しい!」
私もまったく同感ですとも。
こんなことを思いついて、、実行して、、感動する。
同じ船キチ、船オタクじゃないとわからない気持ちの共有。
ありがとう。ほんとに出会うべくして出会った、かけがえのない船友です。
以上、『志賀島周遊、ぱしびぃ追っかけの顛末記』でしたー。
こんなふうに船の事になると、見境なく飛び回っているアホーな私です。
(え?、前からわかってた? ^^;)